新しい年度が始まりましたね。
新しい環境に身を置くことになる4月は、ワクワクドキドキ、緊張感や高揚感、不安や希望。。。様々な思いがそれぞの心の中に湧き上がる季節でしょう。
既になじめている人もいるでしょう。
まだまだ緊張している人もいるでしょう。
思っていたのとは違う。。と違和感やがっかりした気持ちを味わっている人もいるでしょう。
思い描いたいた通り、楽しい生活が送れれば、幸せですね。
しかし、そうではない人も一定数いるでしょう。
では、「思ってたんと違う」
というのは良くないことなんでしょうか
若い頃の私は、恐らく楽しいことを見つけることが得意で、思ってたんと違う。。となっても、そこから楽しいことを見つけたりして結局楽しく過ごしていました。
しかし、みんながそういう人ではありませんし、どうやっても楽しいことが見つからないこともあります。
そんな暗黒の時代、は黒歴史でしょうか?
未就学児の子供さんも今はいくつも習い事をしている時代。小学校に入って全く読み書きができない子は少数派です。
小学生もその習い事に加えて早くから塾に行く時代。
YouTubeを見れば、難問の解き方を賢いお兄さんお姉さんが解説してくれています。
早くから色々なことができたり、わかったりすることはとても良いですね。
しかし、それはどういう視点で良いのでしょうか?
大人になる、ということは、自分の人生に責任をもっていくということだと思います。
誰かから何かを与えられなくなるということです。言われたことをきちんと修得する、というやり方はもうできません。
そこで初めて、「思ってたんと違う」と焦りますか?
「誰も何も教えてくれません」と言いますか?
「やったことないからわかりません」とは言えません。
小さい頃から先取りするのは良いことですが、失敗すること、頑張ってもうまくいかないこと、自分で考えて工夫をすること、を知らないまま、大人になっていいんでしょうか
本当は、学校で沢山失敗して欲しいし、もっとお友達と遊んだり、自由な時間を子供たちには沢山持ってもらいたいなと思いますが、現状ではなかなかできそうにありませんね。
バイオリンでは、せめて沢山失敗して、悔しい思いをしてください。
一緒にそれを乗り越えていくお手伝いをさせてください。
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