春休み

桜はやはり綺麗ですね。

昨年も思いましたが、植物は様々な気候変動があっても、しっかりと季節を感じて生きています。

桜はとても美しく、私たちは綺麗だ綺麗だと桜を見ては喜んでいます。綺麗なお花は私たちを良い気分にしてくれます。

でも、雑草は抜いたりするわけで、同じ植物でも扱いがずいぶん違います。

マスク生活や自粛生活、そんな生活ぶりは植物からみたらどんな風に見えているのだろう。。。

人間は本当に本当にどうしようもないくらいわがままで身勝手な生き物なんだろうなと、綺麗な桜たちを眺めながら考えていました。

 

異様な暖かさも、花粉や黄砂、PM2.5、全部自業自得で、自分たちで生きづらい世界を作り上げてしまっています。

さて、私たちはこの先どこへ向かっていくのでしょうか。

 

春休みまっただ中で、子供たちの姿をよく目にします。

コロナ禍とはいえ、鴨川や御所には子供たちが沢山。子供たちが自由に走り回れない世の中になって、大人としては少し申し訳ないような気持ちもしながらその様子を眺めています。

私は3歳からヴァイオリンを習っています。早期教育かもしれませんが、私は楽しい楽しいと思っていました。実際スパルタではありませんでした。

現在、0歳児や1歳から教育をさせたり、小さい内から様々なことを学ばせるのがとても良いような風潮もあります。

皆さん、どう思われますか

 

早いうちから様々なものに触れさせて、大いに学ばせてあげるのは良いことだと思います。

しかしながら、行き着く先は何でしょうか

この時期には、東大や京大に受かった人数の多い高校が発表されたりします。

東大や京大に入れれば、それで良いのでしょうか。

世の中で話題になるのは、成功した人の話です。

有名大学に入っても、社会で使い物にならない人の話や、そもそも働けない人の話は出てこないだけで沢山あります。

音楽家も然り。

 

肩書き以上に大切なことがあると思います。

大切なものを持った人でないと、社会に出て行くことは大変です。

私の教室では、ヴァイオリンはもちろんですが、それぞれの方がヴァイオリンを通して心を豊かに過ごして下さることを目指しています。

綺麗な桜を見て綺麗と思えるようになるのはもちろんですが、全てのものに心を馳せれるような人になってほしいと思います。