鈴木先生の教え

蒸し暑い、蒸し暑い日が続いています。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

私の住む地域では、7月の最後の6日間、早起き散歩会というものが開催されます。小学生だけでなく、幼稚園児から70歳以上の方までが朝6時から学区内を散歩します。最終日には皆勤賞がもらえるとあって、我が息子も連日張り切って起きています。


写真はマリーゴールド

小学校で苗をもらってきたのが花咲き出しました。暑いのに頑張って咲いている姿、いいですね。


さて、皆さんはレッスンというものをどのようなものだと考えていますか?

厳しくする、怒る、というのはレッスンにつきものなのでしょうか?

きちんとしなければいけない部分は音楽に対する姿勢、そして人間対人間としての相手への気遣いではないでしょうか


小さい子供に厳しくするのは一見上達するように見えますが

私はそれが最善だとは考えていません。

スズキメソードの鈴木鎮一先生は「母国語を覚えるように」と言っておられました。赤ちゃんに大して親は沢山話しかけます。しゃべれないけれども、一生懸命色々話しかけます。そして、片言でも、何か言えたらそれを汲み取っていきます。子供は話せなくても、言葉を理解していきます。そのうち、どんどん言葉が出てくるようになります。


さて、子供が片言で話している時、「違う!」などと怒る親、大人がいるでしょうか?一生懸命話そうとしている片言の子供のことばを理解して、「そうだね、○○だね」などと否定せずに、褒めますよね?

しかも、笑顔たっぷりで、


しかしこれが楽器となると、「違う違う」「何回やったら出来るのよ!」となって怒られたりするのでしょうか? それ、楽しいでしょうか?

ある程度弾けるようになって、自分にも欲が出て来たり自信がついてきたら、一歩踏み込んで厳しい練習をするということも出来るようになりますが

最初から手厳しく、というのは何のために、誰のために?


暑い時期ですが、心を大きく持って

過ごしていきたいと思います。