日差しは立春

2月になったと思ったら、今日はもう5日です。

連日寒くて、なかなか太陽の光を感じられない日が続いていましたが、昨日は久しぶりに太陽の日差しって暖かい!と実感できる日でした。

そして立春。

その日差しに春の訪れを感じずにはいられませんでした。


「学校で色んなことがあるけど、どれもあまり上手にできない。だから、バイオリンは頑張って続けて上手になりたい」

これはある子供さんのバイオリンをやる理由。

何だかじーんとしました。

学校って色んなことを習うけれど、そこには優劣が出来てしまいます。

できると、よくできました。すごい!

賞賛されることが多いです。

賞賛される子供は嬉しいし、もっともっと頑張ろう!って思うのでしょうけど

言われない子はどうなんでしょう


子供の伸びしろはどこにあるかわかりません。

要領の悪い子、飲み込みの遅い子

色々な子がいて、色々な思考回路があります。


大人は要領よくすっと出来る子を褒めます。

それは良いことだと思います。出来ることを褒めることは大事。

ですが、出来ない子がやる気や自信をなくさないように、もうちょっとだけ頑張れるようにフォローしてあげることも同じくらい大事。

自分に自信がなくなってしまったり、出来ない自分が嫌いになってしまっては駄目なんです。


要領のいい子が1回で出来ることを

要領の悪い子は10回20回とやらなければいけません。

今現在の習得に時間はかかるかもしれないけど

数年後、その積み重ねが力を発揮するときが来るかもしれません。

それは、その分野に限ったことではなく。


大人になったとき、1人で社会に出て、自分の力で世の中わたっていける子に。

自分の幸せはもちろん、周りの人のことも考えられる子に

私はバイオリンという側面から、皆さんと関わっていますが

バイオリンを通して、豊かな人生を歩んでいけるお手伝いができればいいと思います。