小さな積み重ねと自信

この写真は、昨年末に高校の同級生と息子と3人で体験した手焼き煎餅とほうじ茶作り体験で出来上がったものです。

とっても楽しくてとっても美味しくて、いい体験になりました。


今朝、テレビに伊勢谷友介(字あってますか?)が出演されていました。そこでの質問に対し

「大人は結果を求めたがる。将来何になりたい?と子供に質問するけれど、善人か悪人かどちらになりたい? 善人になりたいのなら、どんなことをやればいいのか、どんなことをすれば自分は社会に貢献できるのか? を子供たちに考えさせていくべきではないか。」みたいなことを仰っていました。

良いこと言う!!!

見た目だけでなく、人間としても相当カッコいいじゃないですか!


大人は経験があるので、こうすればこうなる、それならこの道を通らした方がいい、ということで、子供に考えさせることなく楽な道を通らせてしまうような選択をしがちかもしれません。

色んなことがわかるようになってから、ゆっくり子供に考えさせたら?という意見もあるかもしれません。


でも、本気で何かをやる時、やらなきゃいけない時

そこには楽な道はないと思います。

そこで初めて、困難な出来事と真っ向から勝負しなければならないんでしょうか?


お勉強もできて、とても利発な子供さんでも

大学院や社会に出て、答えのない、正解のわからない問題にぶつかった時すぐに折れてしまう人が増えているようです

それって、本人の心が弱いからだけでしょうか?


楽器の習得って、泥臭い日々の努力がものをいいます

楽な道はほとんどありません。

楽な道はないけれど、コツコツ練習を積み重ねていれば

必ず上達する、ともいえます


練習しなさい、練習しなさい、

と親に言われ、しぶしぶ練習していたとしても

ちゃんと練習したことや上達してきたことをちょっと褒められてみたり

以前より上手になってきている実感が自分にもわいて来たり

そんな小さな積み重ねは、知らず知らずに自分の自信になっていきます


こういう自信が

折れない心を作っていくんじゃないかと思います。


大人になった時

自分で考えて自分の道を切り開いていけるような人に

関わる子供さんたち皆にそんな思いを持って接しています。

バイオリンも、目の前の1曲を完璧に弾きこなすことも大事ですが

数年先に必要な技術を徐々に身に付けていって、数年後に花開けるように

計画は数年先です。


大人の皆さんだって同じです

そしてバイオリンだけじゃなく

どんな楽器、どんなスポーツ、どんな習い事でも日常のことでも

日々の積み重ねって、自信になります。


毎日厳しい寒さが続きますが

心も体も健康に、冬を乗り切っていきましょう