本読みのように

息子はバイオリンを習っています。

といっても、私に。

相変わらず習いに行かない、ママに習う、というので、本当に本当にイライラしながら教えています。

性別も違うし、要領のかなり悪い息子なので、子供の頃の自分と比較すると、本当に「あり得ない」ことだらけ。

私自身でないことは頭では理解しているものの、どうにも腹が立ってしまう、ということの繰り返しです。

そんなに怒られても家でやる、という息子。かなりの「ど根性」の持ち主かもしれません。

 

さて、いつまでたってもつっかえつっかえ、へたくそに弾いているのに、「ちょっとは弾けるようになってきた」という息子にキレた私。

けど、怒鳴りつけるのも疲れるし。。。とふと頭に浮かんだのが「音読」

 

学校の宿題で、毎日「音読」があります。これが結構上手いんです。

。。。と笑いながら言いました。とあると、笑いながら言ったしゃべりことばを上手くそのように言ったり、悲しそうな所は悲しそうに言ったり。

抑揚も教えてないけれど上手くつけて読んでいて、先生にもよくほめてもらうそうです。

 

国語の教科書を持ち出して、棒読みしてみました。

「あなたの弾いているのはこんな感じよ」

「これを聞いてどう思う?」

 

「じゃあママちゃんと読んで」

と言われてちゃんと読んでみました

「書いてある通りに弾けない、ということは、読み間違えているのと同じ。fやpや書いてあることを無視して弾くのは、飛ばして読んでいるのと同じ。楽しいところは楽しい気持ちで楽しそうに、悲しい所は悲しそうに、色々考えたり、気持ちを込めたりして読むんだから、そんな風に弾かないと何も伝わらないし、きれいじゃない」

 

2年生なりに何か思う所があったのか、がらりと変わった演奏をしました。

 

。。。何だか嬉しかったです

 

 

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コメント: 2
  • #1

    津川洋介 (金曜日, 10 10月 2014 19:36)

    音楽は素人ですが。

    こういうわかり易く、相手の立場に立った指導って心に響くと思います。

    自分の事を思い返すと、男子って有る時突然スイッチが入る。
    そういう経験って後で自分でもわかるんです。
    そのスイッチを入れてあげるのが、親の役目ですよね(^-^)

  • #2

    Junko (月曜日, 13 10月 2014 13:49)

    津川くん
    そっかーある時急にスイッチ入るんだね。
    人それぞれ、スイッチの場所は違うだろうから、よく観察して入れてあげなくちゃね。
    ありがと。