すっかり秋のような

まるで梅雨のようなすっきりしないお天気が長く続きましたね。

ようやくまぶしい日差しが戻って来たようです、でも空気はすっかり秋。

皆様、体調はいかがでしょうか?


昨日は中秋の名月でしたね。

京都はとても澄んだ空で、絶好のお月見日和でした。

で、満月は今日です。

今日もまた月を眺めてみたいと思います。


珍しくしっかり熱を出して1日寝込んだり、学校の行事でばたばたしたり、めまぐるしい数日でしたが、昨日マッサージに行くと「ずいぶん元気になってきましたね」と言われました。嬉しいことです。


それは自分でも感じていたことですが、改めて言っていただけると予感が確信になるので、本当に嬉しいことです。

バイオリンを弾くと、体調、気分、色んなことがよくわかります。

今回は特に、右手の動きが良くなって、小学校高学年の頃の無敵な感じ!?

を体感で思い出しました。


中学生になるまで、私はバイオリンを難しいと思ったことがありませんでした

かといって、完璧に弾いていたわけでもないので、単に身の程知らずだったんだとは思いますが、堂々とした心持ち、なんだか凄いですよね。


中学生になってしばらくした頃から、出来ない、難しい、と思うようになりました。ここでしっかりそのことに向き合って練習しておくべきだったんでしょうが、半ばヤケクソに練習していたように思います。

その頃は、学校でも色々あるし、クラブもあって。。。

思うように弾けなかったのは、技術的なことも大きいですが、心の問題、気持ちの問題も大きかったのかもしれないなと今は思っています。


今回、体をなおしていきながら音が変化していく様子

ずっと出したい、出したいと思っていた音が出せるようになっていく感覚

出したい音を求めてずっと練習してきたつもりですが、技術だけが身に付いてもたどりつけない音があるのかもしれません。

こんなにはっきり、自分自身の状態を反映するとは。。。

楽器って奥が深いなあ、と思います。


皆さん、これを読まれて「そんなん私わからない」

とか思っておられますか?


レッスンで「弓先まで丁寧に弾いてください」と言うと

大人の方だけでなく、子供ちゃんまで音が変わります。

「楽しそうに」「悲しそうに」

そんな表現をしても、皆さんの音色は変わります。

皆さんも十分、色んな気持ちを音にのせて表現されています。


先日、近頃私がイチオシの若手ヴァイオリニスト、山根くんが

「技術の問題じゃなくて、精神の問題や」

ってつぶやいていました。

一般人は技術の問題はあるけれど、やはり最後はそちらではないんでしょうね。


色んな経験をして色んなことを感じて考えて

心に沢山の栄養を〜