お兄ちゃん!

昨日から雪がずっとちらついている京都です。

これだけ寒いのならいっそしっかり積もってくれればと思いますが、うっすらです。雪だるまを作るにはもう少し必要です。

 

さて

昨日はいつもお世話になっている楽器屋さんへ行きました。

楽器を買う方がいらっしゃったので一緒に行ったのですが、楽器屋さんが

「先生の楽器はこれですよね」

と、出してきて下さった楽器がありました。

私の持っている楽器と同じ人が作った楽器

 

私の楽器は1980年イタリアローマ生まれ。

私の手元にやってきたのは1994年。

それは突然の出会い!?で、買い替えるつもりもなかったのに

当時習っていた先生が勧めるまま、何本かあった楽器を弾いてみることになり、その中でどうにも気に入ってしまったのが今の楽器です。

 

13歳から使っていた楽器を売るのは辛かったけれど

それでも、欲しいと思ったこの楽器

手に入れてみたら良い音色なんだけど

「じゃじゃ馬」

今振り返るとまるで試されていたかのような日々でした。

試行錯誤を繰り返す中でやっとこの楽器の音と自分の思いが一致してきたのはここ数年のことです。

そんな年月を乗り越えて昨年あたりからは

こちらの心を本当に上手く表現してくれるようになってきました。

 

そんな私にとってはかけがえのない楽器

楽器屋さんにあったのものは1971年生まれ。

見た目の色は私の楽器よりもう少し赤みを帯びていました。

でも、お魚とGのマークはきっちり入っていました。

これ、この作家さんの楽器にはついているんです。

 

ちょっと弾かせてもらいました。

最初、ちょっと元気いいなーと印象が強かったけれど

やっぱり音色は同じ。

そしてしばらく音を出していると、やはり同じようにパワフルだけど柔らかくて深い音を出してくれるようになってきました。

うん、やっぱり兄弟だねー

 

私の楽器の性別は不明ですが、昨日であった楽器はきっと男性だと思います。理由はないけど。

 

そして、昨日ケースも届きました。

持ち歩き用。紫です。

派手だけど、私の色ってことで。

 

 

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    津川洋介 (水曜日, 05 2月 2014 18:11)

    凄く興味深いお話を有難うございます。
    音楽や楽器は全くの素人なので、新鮮です。
    素人的には外見が同じなら、音は同じでは?と思いますが、違うんですね。
    しかも同じ人が作ったものは同じ様な特性を持ってるなんて!
    まさに兄弟(o^^o)
    しかも偶然にも兄弟を共に演奏できるなんて、運命的でロマンチックですね(*^^*)

  • #2

    Junko (木曜日, 06 2月 2014 11:20)

    津川くん
    結構違う音がするのです。特に、個人の作品になるとその楽器の特性がすごくあるし。
    同じ人の違う楽器を初めて弾いて、この作家さんの魂っていうか
    大げさだけどそんなものをちょっと感じました。
    ますます自分の楽器が可愛くなっちゃった。

  • #3

    sex tel (土曜日, 18 11月 2017 01:28)

    zasmucając